トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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・・・しましたね!
表紙がトリブラなのにびっくりしてしまいました。
わ~THORES柴本さんの久々のアベルだっ☆と、軽くはしゃいだり。
内容は、どうやらトリブラがアニメ化したときの特集雑誌に載った短編のようで。
「~じゃ」口調大好きの安井健太郎さんが書かれた、アストさんの外伝ですね。懐かしい!
吉田先生が亡くなられてから、もう何年?
実は、私がトリブラを知ったのは、先生が亡くなられてからなのですが;
今でもトリブラ大好きなのは変わりません。
なので、こうして、店頭でアベルの姿が並ぶというのは、特別の感慨があったりします。
・・・そこで!
いろいろとトリブラに思いをはせた結果、こんなものを書いてしまいました;
遠い、遠い、未来のトリブラの話です。
CANONまで辿り着いていない方は、もしかすると、ネタバレになってしまうかもしれませんので、どうかご注意ください;
では、以下、トリブラ模造SSです。
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『インディゴの夜』シリーズ 加藤実秋
ミステリフロンティア
現在3巻まで発売中。
新宿に居を構える一風変わったホストクラブ、Club Indigoのメンバーが、
事件解決のために夜の東京を駆け回るお話。
前から「いつかドラマ化するんだろうな~」と思ってたら、
まさか、このタイミングで、異色の昼ドラとは。
とはいえ、今回は原作の紹介なので、あくまで原作の内容にそって、ということで…
さてさて。
ホスト…というと、ごくごく一般人の私などには、どこか近寄りがたいイメージがありますが、
このホストたちはそんなことはありません。
親しみやすいキャラクターたちに、
きわめつけは主人公の三十路姐御が、奇怪な若者文化にツッコミをつけてくれるという親切さ(笑)
そして、ふらふらと生きているように描かれる彼らも、
自分なりの信念を持っているんだなということが伝わってきます。
まぁ、そもそもホストたちのオーナーが女性で主人公、
という設定自体がおいしいんですけどね☆
一応ミステリーですが、そしてホスト探偵団なんですが、
そんな難しい推理は全く出てきません。
美形ホスト集団が華麗に推理!というのとも、実は微妙に違うのですが;
(推理するのは、ホストをアッシーに引き連れた姐御なので。)
むしろ、軽快なテンポ感や魅力的なキャラクターがイイ感じです。
とにかく、
読めば一度はClub Indigoに行ってみたいと思うこと請け合い☆
普段は文字を読むのが面倒で漫画化に頼っている方でも、
気軽に読めそうですよ☆
ちなみに…
今昼ドラにて放送中なんですが、
あえてアニメ化なら、キャストは私はこんな感じ?
晶(あきら):杉本ゆうさん
塩谷:藤原啓治さん
憂夜さん:小野大輔さんか置鮎龍太郎さん
ジョン太:高橋広樹さん
アレックス:檜山修之さん
DJ本気:福山潤さん
なぎさママ:大川透さん
豆柴(刑事):楠大典さん
空也:諏訪部順一さん
キャストから、だいたいのキャラクター設定が割り出せる貴方はすばらしい(苦笑)
空也は絶対、諏訪部さんですね!
だって300人を抱えるクラブの頂点に立つNo.1ホストですよ。
業界の帝王ですよ!
…どこかで聞いた話だ(笑)
ミステリフロンティア
現在3巻まで発売中。
新宿に居を構える一風変わったホストクラブ、Club Indigoのメンバーが、
事件解決のために夜の東京を駆け回るお話。
前から「いつかドラマ化するんだろうな~」と思ってたら、
まさか、このタイミングで、異色の昼ドラとは。
とはいえ、今回は原作の紹介なので、あくまで原作の内容にそって、ということで…
さてさて。
ホスト…というと、ごくごく一般人の私などには、どこか近寄りがたいイメージがありますが、
このホストたちはそんなことはありません。
親しみやすいキャラクターたちに、
きわめつけは主人公の三十路姐御が、奇怪な若者文化にツッコミをつけてくれるという親切さ(笑)
そして、ふらふらと生きているように描かれる彼らも、
自分なりの信念を持っているんだなということが伝わってきます。
まぁ、そもそもホストたちのオーナーが女性で主人公、
という設定自体がおいしいんですけどね☆
一応ミステリーですが、そしてホスト探偵団なんですが、
そんな難しい推理は全く出てきません。
美形ホスト集団が華麗に推理!というのとも、実は微妙に違うのですが;
(推理するのは、ホストをアッシーに引き連れた姐御なので。)
むしろ、軽快なテンポ感や魅力的なキャラクターがイイ感じです。
とにかく、
読めば一度はClub Indigoに行ってみたいと思うこと請け合い☆
普段は文字を読むのが面倒で漫画化に頼っている方でも、
気軽に読めそうですよ☆
ちなみに…
今昼ドラにて放送中なんですが、
あえてアニメ化なら、キャストは私はこんな感じ?
晶(あきら):杉本ゆうさん
塩谷:藤原啓治さん
憂夜さん:小野大輔さんか置鮎龍太郎さん
ジョン太:高橋広樹さん
アレックス:檜山修之さん
DJ本気:福山潤さん
なぎさママ:大川透さん
豆柴(刑事):楠大典さん
空也:諏訪部順一さん
キャストから、だいたいのキャラクター設定が割り出せる貴方はすばらしい(苦笑)
空也は絶対、諏訪部さんですね!
だって300人を抱えるクラブの頂点に立つNo.1ホストですよ。
業界の帝王ですよ!
…どこかで聞いた話だ(笑)
えー・・・、最近、三ヶ月更新になっちゃってますが;
とりあえず、生存してます。慧仲です。
(↑えらくざっくりとした入りだな~)
今回ご紹介する本は、コチラ↓↓
あるキング 伊坂幸太郎
最近伊坂さんは、出版スピード速いですね;
さすがは売れっ子。
ごく最近にも、『SOSの猿』が発売されたばかりですし。
そんな伊坂さんの最近作は、野球のスーパー天才児が、「王」となるべく成長してゆく過程を描いた「ファンタジー」。
ええ。ここまで来るともう、ファンタジーですとも。
ただ、これが伊坂ワールドならではというべきか、
いくつかお断りしなければならない点が。
①単純な成長物語ではない
子どものころから順を追って進行するストーリーって、一概に主人公の成長を描くものが多い印象がありますが、
これは・・・何と言うか、最初から出来上がっちゃってるというべきかも。
②決してサクセスストーリーではない
むしろ、「王」となるべく育つ人間に対する、周囲の拒否反応を描いたお話。
まぁ、そうなると、最初っからオチは見える気がしますが。
そんなアナタの読みがあたったかどうかは、実際に目で確かめてみてください。
ページも比較的少ないですし、サラっと読める点は「買い」ですよ。
前作『モンダンタイムス』の終わらないことといったら・・・
とりあえず、生存してます。慧仲です。
(↑えらくざっくりとした入りだな~)
今回ご紹介する本は、コチラ↓↓
あるキング 伊坂幸太郎
最近伊坂さんは、出版スピード速いですね;
さすがは売れっ子。
ごく最近にも、『SOSの猿』が発売されたばかりですし。
そんな伊坂さんの最近作は、野球のスーパー天才児が、「王」となるべく成長してゆく過程を描いた「ファンタジー」。
ええ。ここまで来るともう、ファンタジーですとも。
ただ、これが伊坂ワールドならではというべきか、
いくつかお断りしなければならない点が。
①単純な成長物語ではない
子どものころから順を追って進行するストーリーって、一概に主人公の成長を描くものが多い印象がありますが、
これは・・・何と言うか、最初から出来上がっちゃってるというべきかも。
②決してサクセスストーリーではない
むしろ、「王」となるべく育つ人間に対する、周囲の拒否反応を描いたお話。
まぁ、そうなると、最初っからオチは見える気がしますが。
そんなアナタの読みがあたったかどうかは、実際に目で確かめてみてください。
ページも比較的少ないですし、サラっと読める点は「買い」ですよ。
前作『モンダンタイムス』の終わらないことといったら・・・
ダブルジョーカー 柳広司 角川書店
前回ご紹介した『ジョーカーゲーム』の続編がついに単行本化!
それも、私にしては何ともめずらしく、まだ発売して日も浅いこの時期にご紹介です♪
前回に引き続き、あの渋くて素敵なおじ様、結城中佐や、彼の率いる「D機関」のスカしたスパイの皆様が、日本で、ドイツで、インドシナで、素敵なご活躍を披露してくださいます☆
もう詳しい説明はいらないですね?では、今回の私的見所なぞを…
まず目をひくのは、何と言っても、「D機関」のライバル登場!
ですが、それはまぁ、楽しみにとっておくとして…
私的注目は、何と言っても、第二話「蝿の王」と第四話「柩」。
「蝿の王」は、日本軍に潜むソ連スパイのお話。
兄の死をきっかけにして、すっかりアカの思想にはまり込んだ彼の辿る運命は…
なんか、感情移入しちゃうんですよね、彼には。
ラノベ的にはよくいる、温和な感じの…でも、芯には強いものをもった青年なんですけど、それをこんなに書いてくれるとは。
このラストの迫力は、前作『ジョーカーゲーム』の最終話に通じるものがあると思います。
そして「柩」。
こちらはナチスドイツを舞台とした、軍靴も猛々しい雰囲気のお話。
明晰な頭脳で日本のスパイを追い詰めるナチス「スパイ狩り」との攻防がイイです。
ナチス好きにも堪らないかも。
さらには、結城中佐の伝説の過去話なんかも出てきたり…
こちらのラストは、ちょっとほろりとした感じ。
前作のラストでも垣間見えた、一見厳しそうな結城中佐の、隠れた思いやりが…もう素敵すぎます!
まさにダンディズム全開ですね!
2作目にして、結城中佐のことがかなり好きになってしまうこと請け合い(!?)
ゼヒご賞味あれ☆
突然2巻の途中から入るなんてのも、全然アリですぜ☆
…ただ、帯に「クライマックス」ってあるんですけど、
これって、「続きはもう出さねぇぞ」って意味ですかね~角川書店さ~ん?
雑誌野性時代の特集も、かなり期待してますからね~?
前回ご紹介した『ジョーカーゲーム』の続編がついに単行本化!
それも、私にしては何ともめずらしく、まだ発売して日も浅いこの時期にご紹介です♪
前回に引き続き、あの渋くて素敵なおじ様、結城中佐や、彼の率いる「D機関」のスカしたスパイの皆様が、日本で、ドイツで、インドシナで、素敵なご活躍を披露してくださいます☆
もう詳しい説明はいらないですね?では、今回の私的見所なぞを…
まず目をひくのは、何と言っても、「D機関」のライバル登場!
ですが、それはまぁ、楽しみにとっておくとして…
私的注目は、何と言っても、第二話「蝿の王」と第四話「柩」。
「蝿の王」は、日本軍に潜むソ連スパイのお話。
兄の死をきっかけにして、すっかりアカの思想にはまり込んだ彼の辿る運命は…
なんか、感情移入しちゃうんですよね、彼には。
ラノベ的にはよくいる、温和な感じの…でも、芯には強いものをもった青年なんですけど、それをこんなに書いてくれるとは。
このラストの迫力は、前作『ジョーカーゲーム』の最終話に通じるものがあると思います。
そして「柩」。
こちらはナチスドイツを舞台とした、軍靴も猛々しい雰囲気のお話。
明晰な頭脳で日本のスパイを追い詰めるナチス「スパイ狩り」との攻防がイイです。
ナチス好きにも堪らないかも。
さらには、結城中佐の伝説の過去話なんかも出てきたり…
こちらのラストは、ちょっとほろりとした感じ。
前作のラストでも垣間見えた、一見厳しそうな結城中佐の、隠れた思いやりが…もう素敵すぎます!
まさにダンディズム全開ですね!
2作目にして、結城中佐のことがかなり好きになってしまうこと請け合い(!?)
ゼヒご賞味あれ☆
突然2巻の途中から入るなんてのも、全然アリですぜ☆
…ただ、帯に「クライマックス」ってあるんですけど、
これって、「続きはもう出さねぇぞ」って意味ですかね~角川書店さ~ん?
雑誌野性時代の特集も、かなり期待してますからね~?
ジョーカーゲーム 柳広司 角川書店
このミス2位に、本屋大賞3位。そして吉川英治賞受賞…何かと話題に尽きないこの本。
とにかく、カッコイイ!の一言に尽きます。
日本軍に新たに創設されたスパイ養成機関(!)、通称“D機関”出身のメンバーが繰り広げるスパイ活動(!)を描いた連作ミステリー
集。
任務のためなら、チェス好きの好青年も、イギリスの写真館の甥っ子にも、完璧になりきってくれます。
そう、こんな感じで…
「やれるか」
「(上司のあなたができるというなら)やるんでしょう?」
「3日でコピーしろ」
「2日でやりますよ」
…なんて。
カッコイイじゃないですかvvスカした感じで。
ここのスパイのみなさんは、みんなこんな感じなんです。
と、いうことは、“D機関”に行けば、跡部みたいなやつがたくさん…(←違。)
いや、どっちかというとセバスチャンかな(←更に違。)
という私の勝手な妄想はともかくとして。
(ちなみに、知人に「セバスチャンみたいなキャラがいるよ」と薦めたところ、本当に読んでくれて、セバスチャンだと言ってくれました
☆布教成功(笑))
ただ、一つ残念なのは、スパイという“見えない存在”を演じるため、スパイたちのキャラクターというか、個々人の個性が、ほとんど描
かれないということ。
性格、趣味はおろか、経歴も本名も一切不明。
(ただ、5話目の“XX(ダブルクロス)”だけは、例外的ですが)
しかし、それは決して「キャラクターがたってない」ということではなくて、全体で一つの「スパイという人格」を作っているようにも感
じられます。
そして、この「スパイ」というキャラクターは、私にとってとても魅力的でした。
“大戦前夜”の日本、しかも軍部が舞台、などというと、私などは、何やら暗~い陰湿なイメージを抱いてしまいますが、この話は、そん
な軍部とはむしろ対極を成しています。
なので、決して派手ではないかもしれないけれど、暗い雰囲気では全くありません☆
言うなれば、クール。
どんな状況も、冷静に対応してくれる、スリルと同時に一種の安定感がありました。
また、あのご時世に、養成機関の寄宿舎内で堂々と「天皇機関説」について討論したり、
それを上司でシブいオジサマの結城中佐が「多いに結構。続けてくれたまえ」と認めたり、という面もあったり。
ほんとに、どこまでも(いい意味で)異質というか…
ちなみに、表題の「ジョーカーゲーム」とは、養成機関内で流行っていたという、ポーカーの亜種。
何でも、ポーカーを普通にやるのではなく、やりながら隣の人の札を盗み見て、それを他のプレイヤーにこっそり合図で教えるのだとか。
ただし、伝えられるのが真実とは限らない。
各人は、相手の出方と情報の真偽を常に考慮しながら、ゲームを進めなければならない。
これを発展させると国際政治になるとか、ならないとか…
いや、そんなに勉強熱心じゃなくてもいい、と思ったりもしますけどね(笑)
最高にスリリングな「黒い腹の探り合い」(苦笑)ぜひ、一話目から体感してください
このミス2位に、本屋大賞3位。そして吉川英治賞受賞…何かと話題に尽きないこの本。
とにかく、カッコイイ!の一言に尽きます。
日本軍に新たに創設されたスパイ養成機関(!)、通称“D機関”出身のメンバーが繰り広げるスパイ活動(!)を描いた連作ミステリー
集。
任務のためなら、チェス好きの好青年も、イギリスの写真館の甥っ子にも、完璧になりきってくれます。
そう、こんな感じで…
「やれるか」
「(上司のあなたができるというなら)やるんでしょう?」
「3日でコピーしろ」
「2日でやりますよ」
…なんて。
カッコイイじゃないですかvvスカした感じで。
ここのスパイのみなさんは、みんなこんな感じなんです。
と、いうことは、“D機関”に行けば、跡部みたいなやつがたくさん…(←違。)
いや、どっちかというとセバスチャンかな(←更に違。)
という私の勝手な妄想はともかくとして。
(ちなみに、知人に「セバスチャンみたいなキャラがいるよ」と薦めたところ、本当に読んでくれて、セバスチャンだと言ってくれました
☆布教成功(笑))
ただ、一つ残念なのは、スパイという“見えない存在”を演じるため、スパイたちのキャラクターというか、個々人の個性が、ほとんど描
かれないということ。
性格、趣味はおろか、経歴も本名も一切不明。
(ただ、5話目の“XX(ダブルクロス)”だけは、例外的ですが)
しかし、それは決して「キャラクターがたってない」ということではなくて、全体で一つの「スパイという人格」を作っているようにも感
じられます。
そして、この「スパイ」というキャラクターは、私にとってとても魅力的でした。
“大戦前夜”の日本、しかも軍部が舞台、などというと、私などは、何やら暗~い陰湿なイメージを抱いてしまいますが、この話は、そん
な軍部とはむしろ対極を成しています。
なので、決して派手ではないかもしれないけれど、暗い雰囲気では全くありません☆
言うなれば、クール。
どんな状況も、冷静に対応してくれる、スリルと同時に一種の安定感がありました。
また、あのご時世に、養成機関の寄宿舎内で堂々と「天皇機関説」について討論したり、
それを上司でシブいオジサマの結城中佐が「多いに結構。続けてくれたまえ」と認めたり、という面もあったり。
ほんとに、どこまでも(いい意味で)異質というか…
ちなみに、表題の「ジョーカーゲーム」とは、養成機関内で流行っていたという、ポーカーの亜種。
何でも、ポーカーを普通にやるのではなく、やりながら隣の人の札を盗み見て、それを他のプレイヤーにこっそり合図で教えるのだとか。
ただし、伝えられるのが真実とは限らない。
各人は、相手の出方と情報の真偽を常に考慮しながら、ゲームを進めなければならない。
これを発展させると国際政治になるとか、ならないとか…
いや、そんなに勉強熱心じゃなくてもいい、と思ったりもしますけどね(笑)
最高にスリリングな「黒い腹の探り合い」(苦笑)ぜひ、一話目から体感してください