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トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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 ダブルジョーカー 柳広司 角川書店


前回ご紹介した『ジョーカーゲーム』の続編がついに単行本化!
それも、私にしては何ともめずらしく、まだ発売して日も浅いこの時期にご紹介です♪
前回に引き続き、あの渋くて素敵なおじ様、結城中佐や、彼の率いる「D機関」のスカしたスパイの皆様が、日本で、ドイツで、インドシナで、素敵なご活躍を披露してくださいます☆

もう詳しい説明はいらないですね?では、今回の私的見所なぞを…

まず目をひくのは、何と言っても、「D機関」のライバル登場!
ですが、それはまぁ、楽しみにとっておくとして…
私的注目は、何と言っても、第二話「蝿の王」と第四話「柩」。

「蝿の王」は、日本軍に潜むソ連スパイのお話。
兄の死をきっかけにして、すっかりアカの思想にはまり込んだ彼の辿る運命は…
なんか、感情移入しちゃうんですよね、彼には。
ラノベ的にはよくいる、温和な感じの…でも、芯には強いものをもった青年なんですけど、それをこんなに書いてくれるとは。
このラストの迫力は、前作『ジョーカーゲーム』の最終話に通じるものがあると思います。

そして「柩」。
こちらはナチスドイツを舞台とした、軍靴も猛々しい雰囲気のお話。
明晰な頭脳で日本のスパイを追い詰めるナチス「スパイ狩り」との攻防がイイです。
ナチス好きにも堪らないかも。
さらには、結城中佐の伝説の過去話なんかも出てきたり…
こちらのラストは、ちょっとほろりとした感じ。
前作のラストでも垣間見えた、一見厳しそうな結城中佐の、隠れた思いやりが…もう素敵すぎます!
まさにダンディズム全開ですね!

2作目にして、結城中佐のことがかなり好きになってしまうこと請け合い(!?)
ゼヒご賞味あれ☆
突然2巻の途中から入るなんてのも、全然アリですぜ☆

…ただ、帯に「クライマックス」ってあるんですけど、
これって、「続きはもう出さねぇぞ」って意味ですかね~角川書店さ~ん?
雑誌野性時代の特集も、かなり期待してますからね~?

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