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トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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第三回・・・ということで;
今回は、原作『魔王』『グラスホッパー』と、漫画版の違いなんかを、解説してみましょうか。

って、言っても、ほとんど違うんですけどね;
最近の話なんか特に、原作をかすりもしていない感じなので;
とりあいず、共通してるけど、ちょっと違うぞ、的なトコを中心に行って見ましょうか。

まず、何より大きいのは、主人公の年齢でしょうね。
原作では、サラリーマンになってますが(ちなみに、同級生の島もリーマンやってます)
漫画版では、大幅に変えて高校二年生!
ぶっちゃけ、原作の落ち着いた雰囲気の熟考キャラから、やや熱血っぽい感じになりました。
あと、漫画版は、幼いころからこの能力が使えていたらしい。そのせいか、周りとかかわりあいになるのを避けたがるようです。

あと、犬養のビジュアルが極端に美形なのは・・・正直、原作にはなさそうな設定。
っていうか、その見た目+世間から逸脱した行動+軍服!?で、ホントに××に選出されるのか不安・・・・
でもまあ、正直、この見た目に惹かれて漫画読み始めたんですけどね(え)
それに、彼が自警団『グラスホッパー』の代表取締役というのは、原作にはどこにもない設定です。
っというか、そんな自警団自体、原作にはなく、
ただ、『グラスホッパー』の中で、グラスホッパー=バッタはすごい、という話がありまして、そこから来ているんでしょうね。
ちなみに、都心開発計画なんてのも、あったっけ・・・?みたいな感じ;

次に、最近私自身騒いでおりました、噂の「アンダーソン」グループ。
これは、共通点というか・・・原作『魔王』で、主人公の近所で英会話教室を開いている人に、アンダーソンという人物がいたんですね。
彼は、帰化日本人で、一応国籍は日本人ということなのですが・・・・ですが、ね・・・?
まあ、いい人なんですよ、とりあいず!
だから、『魔王』の終盤であんなことになってしまったときも・・・何だか、ショッキングになりましたね、原作の最後の方は。
ぜひ、一度確認してみていただきたいです。
「反米」なんて話も出てきそうな感じですよ
・・・なんていうと、難しそうですが;

まあ、とにかく、兄弟愛を見てやってください!
まあ、弟には彼女いますけど;

あと、最後に・・・
原作では、ほのめかし程度で、実際のところきちんと明かされなかったところも、
漫画版でははっきり言い切っちゃうみたいです。
たとえば、犬養のバックについてる人間のこととか・・・

ただ、ここまで原作と離れてしまうと、もうどう終わるか見当がつきません。
とりあいず、千葉が出てきたら、主人公は原作どおり・・・ということになりそうですが。
それに、千葉が出てこないと、弟くんのひそかなる能力も開花されそうにありませんしね・・・

まっまあ、とにかく!

原作も「呼吸」の最後はスゴいことになってますので、ゼヒ、確かめていただきたいです。
なかなか、オススメですよ。
原作版、『魔王』!

と、いうわけで・・・・
珍しく(いつも???)熱く語ってみました。
以上、オススメ本、特別企画の巻でしたっ!ここまでお付き合いいただきまして、まことにありがとうございました~

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と、いうわけで。
趣味に走りまくった無駄話の、二回目・・・ということで。

どうやら漫画版の『魔王』には、もう一冊もとになっている作品があるみたいです。
それが、『グラスホッパー』。
こちらは、『魔王』よりもダークな話。
だって、主人公が三人いて、うち二人はカタギじゃないんですよ。
そのほかにも、殺し屋にも「業界」があるだの、いろんな殺し屋がいるだの・・・・(ひゃーっ)
でも、私もその設定だけ聞けばひきますけど、一応読めましたから。そこは多分、大丈夫。

主人公、一人目は鈴木と言って、妻を殺されたカタキをとるために、尋常ならざる世界に足を踏み入れる。
二人目は、鯨。職業は自殺屋・・・とでもいいましょうか。普通、暗殺者は依頼を受けて指定された人物を殺しますよね。銃とか、ナイフとかで。
でも、彼の場合は、殺すのではなく、自殺させるのです。
何でも、彼にはそういうオーラが漂っていて、彼に近づかれると、その人は自殺したくなってしまう、とか・・・
いろんな職業がありますね、世の中には(汗)
ちなみに、このほかにも「押し屋」というのもあって、この方は、駅のホームとか、信号待ちの歩道とかで、相手の背中を押して電車や車に轢かせるらしい(こっ、こわ~っ!)
そして、3人目は蝉。職業は普通に(笑)殺し屋です。
まだ若いらしく、口調は三人の中でもかなり特徴的。旧来の文学だったら、文学的雰囲気をとことん崩しちゃう感じですね。

そして、鈴木が敵をとろうとしていた人物が車にはねられ、そこに「押し屋」が関わっているのではないかということになって、3人が絡んでいくわけですよ。
まあ、これ以上の詳しいことは本で・・・

それで、この何が漫画版に関わっているかといえば、
ズバリ、二人目の鯨と、三人目の蝉、蝉の上司の岩西が登場するんですよ。
しかも、なにげに蝉が主人公っぽい回もあったり・・・・
今はいったん主人公のもとを去りましたが、また、出てきそうな感じです(多分)・・・
(しかも、この性格がまたやたらと主人公思いになってるんだよな・・・)

っと、いうわけで。
またそろそろ長くなってきたので、続きはまた次回~

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最近、やけに話題に上るな、とお思いかと思います、この話題。
とうとう、一つの企画にしてしまいました;
と、言うわけで、今日は、伊坂幸太郎さん原作で、現在週刊少年サンデーにて大須賀めぐみさんが連載中の漫画、『魔王 ジュブナイル・リミックス』の講座でございます~
っというか、講座という名のもとに、私が勝手にしゃべくってしまう、というだけなんですけどね;

まずは、原作紹介からまいりましょうか。
原作は、先ほどから名前の挙がっている、伊坂幸太郎さんの『魔王』。
伊坂さんは、『陽気なギャングが地球を回す』とか、『鴨とアヒルのコインロッカー』とか、『死神の精度』とかでおなじみの方です。
(ちなみに、この三作はすべて映画化(予定))
ちなみに、私自身もまだ全部読んだわけではないので、あまり詳しいことはいえませんが、『死神の精度』は特にオススメです。
短編なので読みやすいですよ~そのうち、ここでも紹介しようかと思っているくらい。

原作の『魔王』は、腹話術(自分の思ったことを相手に言わせることが出来る能力)を持った20代のサラリーマン安藤と、革命的政治家犬養をめぐる話。
といっても、原作版は、安藤がこの世を変えてやろう!とか、犬養に対抗しよう!なんていう壮大な話ではなく、ただ、突然自分の中で目覚めた能力を戸惑いながらも、認めていく話です。
あと、伊坂さんは主題じゃないなんて言ってますが、この作品を彩っているのは、ズバリ、犬養に象徴される「ファシズム」!
特に、『魔王』の中に収録されている続編、「呼吸」では、弟の潤也と彼女の詩織を中心に、犬養の独裁ぶりといいますか、破天荒ぶりが、描かれています。
ちなみに、弟も能力者?ってかんじでして。
競馬とか必ず当てちゃうんですよ。
まあ、そのわけは多分、「魔王」の最後あたりで千葉が出てくるのとかと、多分関係しているんだろーなーなんて。
伊坂さんの作品は、他の伊坂作品と微妙にリンクしているところも面白いです。
千葉は、ちなみに『死神の精度』の主人公。

しかし、この安藤兄弟が!仲いいんですよ、ホントに!
ゴキブリは、濁点の入った響きが不気味だから怖いんだ!とか言って、「せせらぎ」なんて呼んじゃうエピソードがあったり・・・
ちょっと、きゅんときますね、こういう兄弟仲には(え)多分弟×兄で、むぐぐっ・・・・(以下強制終了)

おっと、早速長くなってきたので、
今回はここまでです。
次回は、もう一つの原作について~

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ちなみに、漫画版は、OMを1巻から順に漫画化しています。
(ただし、漫画版2巻は、吉田先生監修による、九条キヨさんのオリジナルストーリーですが(これは私的にわりと邪道視(え。。。)
漫画だけは、いまだに続いてるんですよね。今OMの4巻を連載中です。

なので、そうですね・・・・OMの方は漫画で読み、AMは原作で読んでみては・・・・いかがでしょうか、などと。。。
漫画も割と忠実になってきていますし、最近。
わりと漫画から入ったと言う方も、多いみたいです。
(っといいつつ、実はTHORES柴本さんの絵が好き(オイ)

あっ、小説でしたら、多分、少し大きめの図書館には置いていると思いますヨ(え)

その他、もしこれを気に読んでやろう!と思ってくださるなら、
何か読んでいて設定の分からないことなどありましたら、いつでもお受けいたします。
この際、悠里様に限らず、新入信者の皆様方(いるんですかい)!
・・・・・私で分かることでしたら;お答えいたします(信者の勧誘かっ!っていうか、大丈夫か?)


ちなみに、最終回までのおおよそのあらすじは、すでに計画されたもので、その一部が、CANONという一冊の本にまとめられています。
この本を元に、未完の部分を描こうと言う志高い皆さんもいらっしゃいまして、
ネット上で力作を公開なさっています。
私などは、当初はこれを血眼に探したものでしたが・・・・
まあ、そんな皆さんの熱意に奮い立たされたのか、こうして自分でも書くようになってしまいました。
もしかしたら、吉田先生の死と、ファンの皆様の熱意がなければ、今の私は小説を書いていなかったかも?
(そして、灯氏のお誘いがあればこそ、っていうのはもちろん大きいですけど)


それでは、こんなに長々と、本当に失礼いたしました(ぺこりっ!

あっそうそう、鳳珠様といえば、
いつぞやのザビに収録されていた特別読みきり漫画で、女装(!!)していたのがあまりにインパクト強くて忘れられないですね。ホントにどなた様?っ思いました。
最新刊・・・私は、実はまだちゃんと読んでないですが。
王様には、ぜひとも十三姫ではなく秀麗といってほしいですね・・・(え、無理?

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少しご無沙汰いたしました;
お話の続きを・・・それでは、遠慮なく(え)させていただきますね。

トリブラの原作についてですが。
まず、ご了承いただきたいのは、2004年7月に、原作者である吉田直先生がお亡くなりになり、未完になってしまったということです。
特に、アポカリプスナウというお話しは、全後編の予定でしたが、後編が描かれずじまいでした(完結までのあらすじは、公開されています)

しかしですね!
声を大にして言っておきたいのは、
未完であるからと言って、読むのを諦めないでほしいと言うことです!読んで損はないですから!
(ついで言うと、歴史にちょっと詳しくなったり、ならなかったり!?
それこそ、残りの部分を私が書いてもいいです・・・・っていうのは、さすがに荷が重過ぎるので、言えませんが;
もし未完の部分で、ぜひとも読みたいぞっていうエピソードがあれば、リクをお受けするつもりです。
私自身も、読みたいですしねっ!

っという、長い前置きはそれくらいにして;

原作には、二つのシリーズがあります。
通称、RAM(Rage Against the Moon)とROM(Reborn On the Marse)と呼ばれるもので、RAMは短編、ROMは長編でRAMのおよそ3年後の話です。
大きな違いは、登場人物の数と種類(いいのかこの表現?)・・・かと。
OMはAMの3年後ですから、当然、AMで亡くなったり、移転されたりした方は出てきません。その分、特に主人公の所属する組織(Axと言います)のメンバーと、最大の敵である騎士団のメンバーは、だいぶ減ったり変わったりしてます(涙)

・・・・あまりいうとネタバレになるので、これ以上はオフレコと言うことで・・・・

あと、主人公は基本的にアベル・ナイトロードという神父なのですが、OMでは、シスターエステルという女の子が、ほとんど主人公のようになっています。しかし、彼女はAMには登場しません。
あと、全体的な雰囲気もだいぶ違いますね。
AMは、たくさんのキャラクターが選り取りミドリに(笑)活躍するカンジなんですが、OMは、エステルやアレク、カテリーナさんなどの一部キャラクターの心情を、丁寧に描く感じ。
あと、痛快活劇っぽいのはAMで、政治的駆け引きとか、一つの話を濃厚に描くのはOMですかね。
読みやすいのは、AMだと思うのですが・・・・何せ、最初の1,2話(ナイトフライトとウィッチハント)は、スプラッタも多く、ちょっと引くかもしれません(汗)
私なんぞ、アニメでこの2話を見て、そこからOMの一巻嘆きの星をアニメと平行して見、そのあとAMを2巻から順番に下っていったという超外道者なので、
これをちょうど逃れたんですけどね;
それに、AM2巻の第一話、ネバーランドはなかなかいい話でしたし(30過ぎたおっさんを、これほどかわいいと思ったことはないかも

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