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トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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最近、やけに話題に上るな、とお思いかと思います、この話題。
とうとう、一つの企画にしてしまいました;
と、言うわけで、今日は、伊坂幸太郎さん原作で、現在週刊少年サンデーにて大須賀めぐみさんが連載中の漫画、『魔王 ジュブナイル・リミックス』の講座でございます~
っというか、講座という名のもとに、私が勝手にしゃべくってしまう、というだけなんですけどね;

まずは、原作紹介からまいりましょうか。
原作は、先ほどから名前の挙がっている、伊坂幸太郎さんの『魔王』。
伊坂さんは、『陽気なギャングが地球を回す』とか、『鴨とアヒルのコインロッカー』とか、『死神の精度』とかでおなじみの方です。
(ちなみに、この三作はすべて映画化(予定))
ちなみに、私自身もまだ全部読んだわけではないので、あまり詳しいことはいえませんが、『死神の精度』は特にオススメです。
短編なので読みやすいですよ~そのうち、ここでも紹介しようかと思っているくらい。

原作の『魔王』は、腹話術(自分の思ったことを相手に言わせることが出来る能力)を持った20代のサラリーマン安藤と、革命的政治家犬養をめぐる話。
といっても、原作版は、安藤がこの世を変えてやろう!とか、犬養に対抗しよう!なんていう壮大な話ではなく、ただ、突然自分の中で目覚めた能力を戸惑いながらも、認めていく話です。
あと、伊坂さんは主題じゃないなんて言ってますが、この作品を彩っているのは、ズバリ、犬養に象徴される「ファシズム」!
特に、『魔王』の中に収録されている続編、「呼吸」では、弟の潤也と彼女の詩織を中心に、犬養の独裁ぶりといいますか、破天荒ぶりが、描かれています。
ちなみに、弟も能力者?ってかんじでして。
競馬とか必ず当てちゃうんですよ。
まあ、そのわけは多分、「魔王」の最後あたりで千葉が出てくるのとかと、多分関係しているんだろーなーなんて。
伊坂さんの作品は、他の伊坂作品と微妙にリンクしているところも面白いです。
千葉は、ちなみに『死神の精度』の主人公。

しかし、この安藤兄弟が!仲いいんですよ、ホントに!
ゴキブリは、濁点の入った響きが不気味だから怖いんだ!とか言って、「せせらぎ」なんて呼んじゃうエピソードがあったり・・・
ちょっと、きゅんときますね、こういう兄弟仲には(え)多分弟×兄で、むぐぐっ・・・・(以下強制終了)

おっと、早速長くなってきたので、
今回はここまでです。
次回は、もう一つの原作について~

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