トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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怒りまくる蛮を横目に静かに見ながら、少年はマイペースに進めた。
「実はまだいるんだけど、呼ぶ?」
その一声に、蛮が掴みかからんばかりの勢いで振り返った。
「もちろんに決まってんだろォが。このまま引き下がってたまるかッ!」
「そう。それじゃあ。」
どこか面白げに少年は笑った。
そして、彼の底知れぬ笑顔とともに、再びホログラムが浮き上がってきた。
「もう。蛮ってばいつも依頼を選り好みしすぎなのよ。おまけにしょっちゅう依頼主と衝突するし。たまにはこっちのことも少しは考えてよね。これでもこっちは、アンタにいっぱい譲ってるつもりなんだから。」
「うげ、ヘヴン・・・・」
「おーい、蛮。たまにはツケなしで払ってくれよ。いつまでもツケためてるようじゃ、もうここに入れてやらないぞ。」
「お、おい、ポール・・・・」
「蛮さん、この前店番代わってくれるっていたのに、サボったでしょう?ひどーいっ!」
「だから、夏美、ちったぁ俺のことを褒めろって・・・・」
「君の観察はもうすんでるよ。」←鏡
「あんさんのギャグは、ちぃっとも笑えまへんなぁ。」←笑師
「どうしてあなたは、もっと私を楽しませてはくれないのですか?」←赤屍
・・・
・・・
「ねえ、蛮ちゃーん。どこにいったのか知らないけど、早く帰ってき―」
プツリ。
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