トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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それから数日が経った。
「もうっ、蛮ちゃんは!オレをほっといて、一体どこへいったんだよう。」
さまよい歩く一人の男。その名は天野銀次。
「この川を、渡ろうとしていらっしゃるのですか?」
不意に舟を漕ぐ一人の若者と出会った。と、途端。
「カヅッちゃーんっっ!!」
銀次はタレた。そして、若者の肩にぽーんと飛び乗ってきた。
「カヅッちゃんカヅッちゃんっ!会えてうれしいよう。あのね、蛮ちゃんがね、ヒドいんだよう。俺のことほっといてさぁー。・・・・ん?そういえば、どーしてカヅッちゃんがこんなところに?」
銀次(タレ)は、花月に無邪気な視線を送ってきた。それを見て、花月は思わず笑う。
「さあ・・・・そんなことより、この川、もしかして渡るおつもりですか?だったら、僕がお連れしますけど・・・・。」
やや控えめな口調でそう問うと、銀次(タレ)は、目をくりくりさせながら腕組した。
「うーん、どうしよっかなあ・・・・。ねえねえ?カヅッちゃん、蛮ちゃんのこと見かけなかった?」
「蛮ちゃん・・・・?」
まずはじめに、前回のお詫びを。
すみません。
前回、蛮ちゃんを誤って番ちゃんと打ってしまいました。。。
どうか暖かいお心でお見逃しくださいませ;
と、言ったところで。
いよいよ銀ちゃん(救世主?)登場しました☆
皆様、あのかわゆらしいタレ銀を想像しながら、お読みくださいませv
「もうっ、蛮ちゃんは!オレをほっといて、一体どこへいったんだよう。」
さまよい歩く一人の男。その名は天野銀次。
「この川を、渡ろうとしていらっしゃるのですか?」
不意に舟を漕ぐ一人の若者と出会った。と、途端。
「カヅッちゃーんっっ!!」
銀次はタレた。そして、若者の肩にぽーんと飛び乗ってきた。
「カヅッちゃんカヅッちゃんっ!会えてうれしいよう。あのね、蛮ちゃんがね、ヒドいんだよう。俺のことほっといてさぁー。・・・・ん?そういえば、どーしてカヅッちゃんがこんなところに?」
銀次(タレ)は、花月に無邪気な視線を送ってきた。それを見て、花月は思わず笑う。
「さあ・・・・そんなことより、この川、もしかして渡るおつもりですか?だったら、僕がお連れしますけど・・・・。」
やや控えめな口調でそう問うと、銀次(タレ)は、目をくりくりさせながら腕組した。
「うーん、どうしよっかなあ・・・・。ねえねえ?カヅッちゃん、蛮ちゃんのこと見かけなかった?」
「蛮ちゃん・・・・?」
まずはじめに、前回のお詫びを。
すみません。
前回、蛮ちゃんを誤って番ちゃんと打ってしまいました。。。
どうか暖かいお心でお見逃しくださいませ;
と、言ったところで。
いよいよ銀ちゃん(救世主?)登場しました☆
皆様、あのかわゆらしいタレ銀を想像しながら、お読みくださいませv
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・・・・そこに大王はいた。
(・・・・なんか、展開が読めてきたぞ。)
蛮は密かに思う。
「あなたですか。あなたがあの、無敵の男、邪眼の美堂蛮。」
大王赤屍蔵人は、現在蛮のいる地上から、おそらく3メートルはありそうな高いところに取り付けられた立派な椅子に座り、そこから蛮を見下ろしていた。
その顔には、面白い見世物でも見るような表情が浮かんでいる。
「実は私は、最近退屈していましてね。相手を、待っていたところなのですよ。どうですか、美堂くん。ちょっと、お手合わせしてもらえませんか。」
キレ長の細い目を向けられ、蛮は、返事に困った。
(・・・・やつの殺気はナミじゃねえ・・・・。きっとやつも、オレの知ってる赤屍蔵人と同等の力の持ち主だ!)
彼が考えあぐねていると、大王は畳み掛けるように言った。
「おや?何か不満でもありますか?あなたの望みなら、何でも叶えてあげますよ。何がお望みですか?料理ですか?女性ですか?それとも、富ですか?」
とたんに、蛮の前には、大王の言ったものが全て現れた。
一流シェフのフルコース、妖艶な美女たち、そして、うずたかく積み上げられた財宝の山・・・・。
「はぁ。まただよ。また大王の悪いクセが出始めた。」
事の成り行きを見ていた花月は、小さくため息をついた。すると、彼の傍らに控えていた男が、彼に肩に軽く手を乗せると、慰めるように言った。
「もう、オレにもお前にも関係のないことだ。他人事だと思って見ていればいい。」
「十兵衛・・・・。」
花月は、自分の内心を汲み取った男―筧十兵衛の顔を、そっと見つめた。そして、少しだけ、微笑を浮かべた。
「・・・・そうだね。」
花月の返答に対応するようにして、大王は、すっかり目の色を変えた蛮に、再度問い掛けた。
「さあ、どうですか、美堂くん。」
「おっ・・・・俺は・・・・!」
さあ、どうなる番ちゃん!次回、救世主は現れるの、か・・・?
(・・・・なんか、展開が読めてきたぞ。)
蛮は密かに思う。
「あなたですか。あなたがあの、無敵の男、邪眼の美堂蛮。」
大王赤屍蔵人は、現在蛮のいる地上から、おそらく3メートルはありそうな高いところに取り付けられた立派な椅子に座り、そこから蛮を見下ろしていた。
その顔には、面白い見世物でも見るような表情が浮かんでいる。
「実は私は、最近退屈していましてね。相手を、待っていたところなのですよ。どうですか、美堂くん。ちょっと、お手合わせしてもらえませんか。」
キレ長の細い目を向けられ、蛮は、返事に困った。
(・・・・やつの殺気はナミじゃねえ・・・・。きっとやつも、オレの知ってる赤屍蔵人と同等の力の持ち主だ!)
彼が考えあぐねていると、大王は畳み掛けるように言った。
「おや?何か不満でもありますか?あなたの望みなら、何でも叶えてあげますよ。何がお望みですか?料理ですか?女性ですか?それとも、富ですか?」
とたんに、蛮の前には、大王の言ったものが全て現れた。
一流シェフのフルコース、妖艶な美女たち、そして、うずたかく積み上げられた財宝の山・・・・。
「はぁ。まただよ。また大王の悪いクセが出始めた。」
事の成り行きを見ていた花月は、小さくため息をついた。すると、彼の傍らに控えていた男が、彼に肩に軽く手を乗せると、慰めるように言った。
「もう、オレにもお前にも関係のないことだ。他人事だと思って見ていればいい。」
「十兵衛・・・・。」
花月は、自分の内心を汲み取った男―筧十兵衛の顔を、そっと見つめた。そして、少しだけ、微笑を浮かべた。
「・・・・そうだね。」
花月の返答に対応するようにして、大王は、すっかり目の色を変えた蛮に、再度問い掛けた。
「さあ、どうですか、美堂くん。」
「おっ・・・・俺は・・・・!」
さあ、どうなる番ちゃん!次回、救世主は現れるの、か・・・?
そして、少し考えると、
「ところで、逃げる方法とかは?」
「あるかもしれませんが、少なくとも僕は知りません。」
「んじゃあ、もしかすっと、戻れるかもしれねぇんだな?」
言うなり蛮は、彼に背を向けて、歩き出そうとした。
がー
「あ゛う゛っ」
彼が数歩として歩かぬうちに、後ろから放たれた何かが、彼の動きを止めた。
「言い忘れていましたが、逃げようとしても僕が許しません。風鳥院流絃術!」
花月は華麗に絃をあらつると、蛮を舟に乗せた。そしてそのまま、すぐに漕ぎ出す。
「大王様に、必ずあなたを連れて来る様にと言われました。大王様の命令は絶対です。たとえ、それが、正しくとも、間違っていようとも・・・・。」
舟は、遥か彼方にある島―地獄の島に向かって、ゆっくりと進んで行く。
・・・と、言うわけで、いよいよ大王様ご登場でございます。。。
まあ、皆様のイメージくれぐれも潰さないよう、ガムバリたいと思いマス・・・
しかし、すごい人気ですね、7G!
ドラマCD効果ですか・・・?諏訪部さんも、フラウですしね☆
そういえば、以前ご自身のHpで、続きが気になるとおっしゃってましたし。
「ところで、逃げる方法とかは?」
「あるかもしれませんが、少なくとも僕は知りません。」
「んじゃあ、もしかすっと、戻れるかもしれねぇんだな?」
言うなり蛮は、彼に背を向けて、歩き出そうとした。
がー
「あ゛う゛っ」
彼が数歩として歩かぬうちに、後ろから放たれた何かが、彼の動きを止めた。
「言い忘れていましたが、逃げようとしても僕が許しません。風鳥院流絃術!」
花月は華麗に絃をあらつると、蛮を舟に乗せた。そしてそのまま、すぐに漕ぎ出す。
「大王様に、必ずあなたを連れて来る様にと言われました。大王様の命令は絶対です。たとえ、それが、正しくとも、間違っていようとも・・・・。」
舟は、遥か彼方にある島―地獄の島に向かって、ゆっくりと進んで行く。
・・・と、言うわけで、いよいよ大王様ご登場でございます。。。
まあ、皆様のイメージくれぐれも潰さないよう、ガムバリたいと思いマス・・・
しかし、すごい人気ですね、7G!
ドラマCD効果ですか・・・?諏訪部さんも、フラウですしね☆
そういえば、以前ご自身のHpで、続きが気になるとおっしゃってましたし。
・・・・目の前に、三途の川があった。
が、だからといって、「やけに展開が早いな?」と思ってはいけない。
これはお決まり事だからだ。
そして、例のごとく、この川を渡る一隻の舟が・・・・。
「あなたですね。この川を渡ろうとしているのは。」
それは、着物を着た風鳥院花月の姿であった。
「さあ、新たなる入国者の方。はやくお乗りください。大王様がお待ちです。」
そして、舟を蛮の方へ寄せる。微かな水音がして、髪につけていた鈴が、チャリンッと鳴った。
・・・・おおよそ違和感を感じさせないのが、いかにも彼らしい。
「いやぁ、乗れっつったって、これに乗ったら、オレは死んだことになるんだろーがっ!」
「ですが、乗らずとも結果は同じです。それとも、ここで飢え死にするのを待ちますか?」
「げっ」
蛮は、いかにも嫌そうな顔をした。
と、いうわけで。ようやっと第二話です。
いよいよ新キャラ登場!第一弾は、カヅッちゃんですよ♪
いや、もう出てるっちゃ出てるんですが。
まあ、会話に出てきた大王は、もう既にお察しの方はそのとおり!
ベタにいくつもりをしておりますので、お楽しみに?
しかし、もうすぐ5万ヒットですか。うひゃあっ。
店主様が何やら面白い企画を始めていらっしゃいますので、皆様、奮ってご参加くださいませ。
ちなみに、私は・・・何かしようかしら。
何かご要望・・・ありますか?(笑)
が、だからといって、「やけに展開が早いな?」と思ってはいけない。
これはお決まり事だからだ。
そして、例のごとく、この川を渡る一隻の舟が・・・・。
「あなたですね。この川を渡ろうとしているのは。」
それは、着物を着た風鳥院花月の姿であった。
「さあ、新たなる入国者の方。はやくお乗りください。大王様がお待ちです。」
そして、舟を蛮の方へ寄せる。微かな水音がして、髪につけていた鈴が、チャリンッと鳴った。
・・・・おおよそ違和感を感じさせないのが、いかにも彼らしい。
「いやぁ、乗れっつったって、これに乗ったら、オレは死んだことになるんだろーがっ!」
「ですが、乗らずとも結果は同じです。それとも、ここで飢え死にするのを待ちますか?」
「げっ」
蛮は、いかにも嫌そうな顔をした。
と、いうわけで。ようやっと第二話です。
いよいよ新キャラ登場!第一弾は、カヅッちゃんですよ♪
いや、もう出てるっちゃ出てるんですが。
まあ、会話に出てきた大王は、もう既にお察しの方はそのとおり!
ベタにいくつもりをしておりますので、お楽しみに?
しかし、もうすぐ5万ヒットですか。うひゃあっ。
店主様が何やら面白い企画を始めていらっしゃいますので、皆様、奮ってご参加くださいませ。
ちなみに、私は・・・何かしようかしら。
何かご要望・・・ありますか?(笑)