トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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「おいコラ、ナニ突っ立ってんだ。さっさと行くぞ。」
すっかりおとなしくなった蛮が、いつの間にやら銀次の後ろに立って言った。
「ああ、蛮ちゃん、それで?どうだった?」
「いいから、さっさと行くぞ。」
「あああっ、ちょっとお、まってよう、蛮ちゃーんっ!」
どこか分が悪そうな蛮に、事の真相を悟りつつ、銀次は慌てて早足の蛮のうしろを追いかけた。
と、思った拍子だった。銀次は、ふと自分たちが背を向けた人物に振り返った。
「ところでさ、」
「ん?」
「そういう士度は、どーしてこんなトコにいるの?士度も赤屍さんに連れてこられたの?」
「赤屍さん?」
「あっ、えーっと、大王だよ、大王。」
「さあな。俺の場合はどうだか。」
返事はそっけなかった。しかし、それでも銀次は大して気にしなかった。
「でも、好きでこんなところにいるわけじゃないんだよね?迎えは?マドカちゃんは、士度を迎えに来ないの?」
「・・・・さあな。」
ことさらに表情を消して、男は呟いた。
とりあいず、これにて第6話終了です★
ってぇ、いっても、まだ続きますけど。
すっかりおとなしくなった蛮が、いつの間にやら銀次の後ろに立って言った。
「ああ、蛮ちゃん、それで?どうだった?」
「いいから、さっさと行くぞ。」
「あああっ、ちょっとお、まってよう、蛮ちゃーんっ!」
どこか分が悪そうな蛮に、事の真相を悟りつつ、銀次は慌てて早足の蛮のうしろを追いかけた。
と、思った拍子だった。銀次は、ふと自分たちが背を向けた人物に振り返った。
「ところでさ、」
「ん?」
「そういう士度は、どーしてこんなトコにいるの?士度も赤屍さんに連れてこられたの?」
「赤屍さん?」
「あっ、えーっと、大王だよ、大王。」
「さあな。俺の場合はどうだか。」
返事はそっけなかった。しかし、それでも銀次は大して気にしなかった。
「でも、好きでこんなところにいるわけじゃないんだよね?迎えは?マドカちゃんは、士度を迎えに来ないの?」
「・・・・さあな。」
ことさらに表情を消して、男は呟いた。
とりあいず、これにて第6話終了です★
ってぇ、いっても、まだ続きますけど。
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