トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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今度は、花月のほうが考え込む番だった。
「・・・・もしやそれは、美堂蛮のことですか?」
花月がそう言うや否や、銀次(タレ)の表情が、ぱあっと明るくなった。
「そうそう、その蛮ちゃんだよ~。オレは、蛮ちゃんを探してここまで来たんだ。ねえねえ、カヅッちゃんは、蛮ちゃんがどこにいるか、知ってるの?」
「ええ。ですが、彼はもう・・・・」
事態が事態だけに、この青年にどう告げるべきか迷っていると、銀次はひょいっと舟に乗り込んだ。
「いいよ。それじゃあ、そこに連れて行って!オレは、蛮ちゃんに会いに来たんだから。」
「そうですか・・・・―では。」
ニコニコと花月を見つめる銀次に、微かな罪悪感を覚えながら、花月は静かに舟を漕ぎ出した。
美堂蛮のいる、―地獄の島へ向かって。
次回、魔王様再び登場!
実は、もうそろそろ折り返し地点に辿り着きつつあります・・・・
「・・・・もしやそれは、美堂蛮のことですか?」
花月がそう言うや否や、銀次(タレ)の表情が、ぱあっと明るくなった。
「そうそう、その蛮ちゃんだよ~。オレは、蛮ちゃんを探してここまで来たんだ。ねえねえ、カヅッちゃんは、蛮ちゃんがどこにいるか、知ってるの?」
「ええ。ですが、彼はもう・・・・」
事態が事態だけに、この青年にどう告げるべきか迷っていると、銀次はひょいっと舟に乗り込んだ。
「いいよ。それじゃあ、そこに連れて行って!オレは、蛮ちゃんに会いに来たんだから。」
「そうですか・・・・―では。」
ニコニコと花月を見つめる銀次に、微かな罪悪感を覚えながら、花月は静かに舟を漕ぎ出した。
美堂蛮のいる、―地獄の島へ向かって。
次回、魔王様再び登場!
実は、もうそろそろ折り返し地点に辿り着きつつあります・・・・
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