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トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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まあ、今回はキリもよく。
ホラーなんか語っちゃったりして;


          『夜市』恒川光太郎

こういう本って、どうもジャケ買い・・・・もとい、表紙読み?してしまうタイプらしく。
暗い水槽の中で泳ぐ金魚が、表題作をとてもよく表していると思います。そう、そういう夜市です。

主人公、いずみの彼は、幼いころ、弟と一緒に「夜市」に迷い込む。
そこでは、人ならざるものたちが、常識では考えられないようなものを売っている。
偶然迷いこんだだけの二人・・・・しかし、ここでは何かを買わなければ市から出られない(悪徳商法だ。イヤ、そういうことじゃなくって(笑)
そこで、彼は人買い男に囁かれる。二人とも、永遠にここで彷徨うより、弟を売って自分だけでもこの夜市を出たらどうだ?
男の誘いに乗って、彼は、弟を人買いに売り、代わりに「野球選手の才能」を買って夜市から抜け出す。
現実世界では、弟ははじめから存在していないことになっている。彼一人が、罪悪感にさいなまれたまま、不甲斐ない日々を送る・・・

そして、大学生となった彼の前に、再び夜市が出現する。
以前と何も変わらぬ、妖たちの奇妙な市・・・
彼は、ある決意を胸に、いずみをつれて、夜市に乗り込む―!

っと、今回は、真面目に内容解説してみました。大丈夫。そんなネタバレはしてない・・・ハズ。。。

人買いとの会話なんかも、ものすごい雰囲気出てます。まさに、夜を駆ける怪しい市!

また、短編なので、もう一つ別のお話も。こちらは、「風の古道」というタイトルで、日本中に根を広げる怪しげな別時空の道?に迷い込んだ青年の話。
そこで、友人が死んでしまい、彼は連れの男に導かれながら、友人を生き返らせえるため、古道の旅人となる・・・

普段はホラーなんて読まないんですけど。
この話は、両方ともおもしろかった☆まあ、いうなれば、こわいファンタジーですね(一緒じゃんっ
ホラーな雰囲気は、痛いほど出ていますが(え。
あと、日本の古風なかんじも。
でも、なかなか予想できない最後でした。はっとするものがあるかも。


☆PS★
先日、トリブラ関係で2サイト登録させていただきました。
ともにランキング形式のものなので、心優しい皆様、よ、よろしく・・・おねがいでございまふ・・・
しかし、トリブラももうそろそろ下火どころか、廃れてしまったのでしょうか・・・
なかなか、サーチサイトが見つかりません;
もしご存知の方いらっしゃいましたら、ゼヒご一報いただけると嬉しいです。

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