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ちょっとご無沙汰しました。すみません

委員会対抗のサバイバル鬼ごっこ

第7話「用具委員長を確保せよの段」をお送りします。よかったら。



アニメの再放送は、第7期に突入しましたね~
早速、原作24巻の話で赤ヒゲさんが登場

イマドキ「○○ヒゲ」というと、どうも某海賊漫画を思いだしてしまう私ですが、
実際に声優さんも、その某海賊アニメに出演中の方で・・・(笑)

・・・それはさておき。
ウスタケの「仮免忍者の赤ヒゲ」さん、けっこう好きです。
だって、かわいくて憎めないんですもん!
まず、忍び装束にエプロン(しかも、白のフリルつき!)という、なんとも愛らしい見た目が・・・(笑)
なぜ付けているかはともかくとして(※24巻参照)、なぜそのチョイスなんだ!
っていうか、どこから見つけてきたんだ!

・・・というのは、聞かないのが『落乱』のお約束

ウスタケといえば、
今度実写化する45巻でも、忍たまたちと一緒に走っていましたが。
そういえば、あの時も赤ヒゲさん、エプロンしたままだったなぁ。

あと、ウスタケ忍者の一人、「ウードン臼茸」さんが、
なぜ「ウードン」なのかの謎も、この24巻で解けます(たぶん)
この機会に、よかったらゼヒ。

そういえば、この24巻。
「文化祭」編も入ってたなぁ。

文化祭といえば、47巻でのワイワイガヤガヤぶりが、もう素敵でたまらないですが、
24巻でも、ちゃんと6年生が登場

アニメではどうなるんだろう。
前回の6年生初登場回では、
「いけどん」を言わない小平太にびっくりしたのですが、
24巻の小平太は、何だか妙に礼儀正しいです。
あえて言うなら、金吾と一緒にいるときの、「頼りになる先輩」な小平太に近いかも。
ううむ、気になります・・・。

 

ではでは、続きは以下にて。



それでは、前回の続きです↓↓


***************



【用具委員長を確保せよの段】

 

「戦いが激しくなってきましたね、食満先輩」

 木の上で会計委員会と体育委員会の戦いを見守る用具委員会。

 作兵衛の言葉に、留三郎は静かに頷いた。

「あぁ、そうだな・・・

 スキをみて文次郎を確保するつもりだったが…」

 二人が深刻な面持ちで話していると、戦いの最中の会計委員長文次郎が、ふと用具委員会のいる木の上に目 をやってきた。

「さて、そろそろ小平太にとどめをさしてやるか。だが、その前に…そこだッ!

 そうつぶやくなり、文次郎が、用具委員会に向かって、何かを投げてきた!

「まずいッ、気付かれた!全員、木の枝から降りろッ!」

 慌てて留三郎が、後輩を連れて木から降りる。

 文次郎の投げた何かは、用具委員会たちのいた木の枝に当たって、ガコンッ!と大きな音を立てた。
 

 突然の出来事に、作兵衛が不満をあらわにした。

「潮江先輩、武器の使用は禁止ですよ!」

 しかし、文次郎は

「武器ではない、よく見ろ!」

「ん…?」

「これは会計委員会名物、10キロそろばんだッ!」

 そう。文次郎が投げたのは、彼が会計委員会の仕事のためにと特注した、無駄に重たいそろばんだった。

   「どうりで、すごい音なわけだよ」

   「あんなのくらったら、一たまりもないよぉ」

 用具委員たちからは、次々とブーイングが上がる。

 しかし、それをさらりと無視して、文次郎は留三郎に話しかけた。

「ふん、しかし留三郎。さっきからそれで隠れていたつもりか?」

 すると、留三郎も負けじと言い返す。

「いや、文次郎。お前こそ、小平太にえらく圧されていたじゃないか」

「何を、負け惜しみを!」

「言うがいいさ。

だいたい文次郎。お前、まだ3つも委員会を捕まえ損ねてるそうじゃないか。

学園一忍者してるとかほざいている奴がどうした?まさか、一年ボーズも捕まえられないとはなぁ」

「ぬぬぬ…言わせておけば、好き勝手言いおってッ!」

「やるか?文次郎、勝負だッ!

 留三郎の言葉が引き金となって、とうとう仲の悪い二人の喧嘩が始まっとしまった。

「あ~あ。また潮江先輩と食満先輩が喧嘩してる」

「鬼ごっこの最中なのにねー」

 用具委員たちが口々にぼやいていると、そこに、用具委員会を探す火薬委員会と生物委員会がやってきた。

のだが…

 

「食満先輩~倉庫の鍵を…」

 当の留三郎は激しい喧嘩の真っ只中。久々知兵助の声は、届きそうにない。

「…どうしよう」

「でも、こうなったら、二人をとめられないよ」

 火薬委員会はすっかり困り果ててしまった。

 

 一方、困り果てた委員会がもう一つあった。体育委員会だ。

「どっ、どうしますか、七松先輩?」

「なんか、私たち完全に無視されちゃいましたが…」

 体育委員たちは、困った様子で小平太を見た。

 しかし、かの委員会の委員長は、あいにくと細かいことは気にしない人物だ。

「ま、いいか。面白そうだし、俺達も加勢しようッ!」

「ええっ!ただでさえややこしい二人の喧嘩に加勢するんですかッ!?」

「いけいけどんどーん!で、文次郎を確保だッ!」

「もぉ~七松先輩~ッ!どうなっても知りませんからね~!」

 滝夜叉丸が、苦い顔をして叫んだ。

 

 突進してくる体育委員会に、文次郎はすぐ気付いた。

「ん?」

 慌てて文次郎は、身を翻す。

「逃げる気か?文次郎!」

 戦いの最中の留三郎が、鋭い声を上げる。

「逃げるのではない!ここは場所が悪い。場所を変えるんだ。来い、留三郎ッ!」

 そのまま、二人の姿は消えていってしまった。

 

 二人がいなくなり、頭を抱えたのは火薬委員だ。

「あぁっ!食満先輩、あっちいっちゃったよ」

「どうしよう…」

 すると。

「-ここは私たちに任せてくれ」

 困り果てた火薬委員の前に現れたのは…

「雷蔵!それに、雷蔵に変装中の三郎じゃないか!」

 そう。双子のごとく同じ顔の二人、5年の不破雷蔵と、鉢屋三郎だった。

 二人は、悪巧みをする子供のようなニヤニヤ顔をして言った。

「食満先輩に用があるんだろ?」

「だったら私たちに、いい案がある」

 

 一方。

 土井先生と諸泉尊奈門の戦いは、熾烈さを増していた。

 何しろ、二人ともプロの忍者だ。
尊奈門は、自らの土井半助打倒作戦に従って、教育器具による“攻撃”をかわし、土井先生も、手持ちの品で必死に抵抗する。

 …そんな中。

「土井せんせ~い…」

 背後で、妙に力のない声がした。

 土井先生が振り返ってみると、そこには、すっかりやつれた保険委員たちの姿があった。

「どうしたんだ、保険委員!そんなボロボロになって」

「土井先生ぇ~大変です…。土井先生に恨みのあるタソガレドキ忍者が、先生を狙ってきました…」

「あ、いやぁ…そんな姿になりながら来てくれたところを申し訳ないんだが、その情報、もう入ってる上に、敵は既に目の前なんだ」

「えっ…」

 保険委員たちが、がっかりして声を失う。

「おい、土井半助!戦いの途中だぞ。なに話してるんだ!」

 その時、すっかりかやの外にされた尊奈門が、怒りの声を上げた。しかし、それでもなお、保険委員と話し込む土井先生。

 早くも、尊奈門の怒りが爆発した。

「僕のことを無視して…戦いに集中しろぉっ!」

 八方手裏剣が、土井先生と火薬委員に向かって投げられた。

「あッ、危ないッ!」

 慌てて土井先生が、保険委員を突き飛ばす。敵の手裏剣から遠ざけたつもりだったのだが…。

「…あれ?保険委員が消えた。お~い、保険委員~ッ!」

 土井先生が慌てて辺りを見回していると。

「ここです~土井先生。穴の中です~」

「ん?」

 土井先生が、恐る恐る近くの穴を覗いてみると、確かに保険委員の全員の姿があった。

「お前たち、なんでそんなところにいるんだ?」

「土井先生に突き飛ばされたんです。突き飛ばされた先に、体育委員会の掘ったタコ壷があって…」

「全員、穴に落ちました」

「そうか…それは、何と言うか、運がいいような、悪いような…」
 「助けるつもりなら、助けないで」は、忍たま乱太郎のお約束。

 苦笑するしかなかった土井先生だった。

 

 
***************

・・・う~ん、やっぱり一回でのアップは無理でした;
残念・・・

なので、つづきはまた、次回、ということで・・・

ではでは、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

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