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トリブラに愛を注ぎつつ、私的おすすめ本の紹介や、読んだ本にまつわるssなど、思いつくままに・・・
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前回、最後までアップしきれなかった

委員会対抗サバイバル鬼ごっこ

第5話「武器がない!の段」後編をお送りします。よかったら。

今回は、火薬委員会の登場です。
あと、そのほか今までに出てきたキャラもいろいろ。



さてさて、前回に引き続き、ドラマCD三の段の感想を書こうと思ったのですが、

劇場版のHPが更新されてるっ
・・・のを見て、いろいろと書きたくなってしまいました。
ので、ちょっと脱線。

さすがは「全員出動」
原作となる37巻には出ていないキャラクターも、たくさん映ってますね

40巻登場の食満先輩や作兵衛くんもいて、素敵!

・・・そこで、自分なりに、ちょっと分析と予想なんぞしてみたり。

まず、TOPページに映ってるメンバーを確認・・・


1年は組:もちろん、11人全員!

1年い組:残念ながら0人
でも、たまたま映ってないだけかな?

1年ろ組:鶴町伏木蔵と下坂部平太
個人的にも、好きな二人です。
伏木蔵がいるのは、やっぱり雑渡さんが出るから?

2年生:なぜか川西左近のみ。
やっぱり保健委員だから?

3年生:神崎左門、富松作兵衛、三反田数馬
平太もいたし、用具委員会は全員映ってますね。
あと、保健委員会も。
左門は・・・原作の流れとの絡み?
よくみると、腰のところに、縄が括りつけられてるのは、気のせい?
縄の先は、やっぱりしっかり者の作兵衛くんなんでしょうか。


4年生:滝夜叉丸、三木ヱ門、喜八郎、タカ丸の4人とも
この4人はみんなキャラ濃いですしね~

5年生:尾浜勘右衛門以外の4人
う~ん、やっぱり、アニメで出てきて日の浅い勘右衛門はいないか。
お姉さま方の間では、結構な人気キャラのような気もするんですが。

6年生:6人全員!
うん。そこはやっぱ6人とも来ましたか。
しかし、なぜに伊作先輩だけ風魔忍者のかっこうしてるんだろう?
もしや、与四郎先輩が出るということ!?
そして、あわよくば、留三郎と分身の術で共演!?(←1回、アニメでやってほしいと思ってたり。
あと、留三郎が、得意武器を手に持っているのが、気になりました。
原作でも、多分まだ使ってるとこ披露してないけど・・・

くの一:ユキちゃん、トモミちゃん、おしげちゃん

先生方:土井先生、山田先生、学園長、ヘムヘム、戸部先生、小松田くん
小松田くんが手に持っているのは、
例の宿題バラバラ事件のやつですねvv

その他:りっきぃ、照星さん、雑渡昆奈門、稗田八方斎
あと、オーマガトキとタソガレトキの殿様。

・・・りっきぃって、37巻いたっけ!?
それに、八方斎も。
それに、照星さんも。

う~ん。これだけのキャラクターを、どうやって収拾つけるんだろう。

上級生に活躍の場をつくるだけでも大変そうなのに、
その上に、りっきぃや照星さんまで・・・

もしかして、実は二本立てで、
37巻話に出られなかったその他メンバーは、もう一つの方の話に出るとか!?
(劇場版テニプリ的展開。)

そして。
とりあえず、予想というか、
あったらいいなぁと思うのは、昆奈・・・もとい、こんな感じ?

予想①雑渡さんたちを、保健委員会が総出で手当てする。
そこで何気に尊奈門氏も登場。

予想②用具委員会が、どこかで活躍する。
園田村のときも、委員会活動停止のときも、
何か戦があるたび、用具委員会って地味に活躍してる気がします。
食満先輩の「用具委員会、出動!」は、映画でゼヒ聞いてみたい!

予想③どっちかというと、委員会単位での行動が中心?
と、いうか、委員会単位でも学年単位でもどっちでもいいけど、グループ行動が見たい!
例えば、
用具委員会が、あひるさんボートに乗って「喜三太、助けに来たぞ」(←おい、原作の山田先生たちはどうした
作法委員会が、総出で穴を掘って敵を足止めする
体育委員会が、いけいけどんどんで敵の威力偵察をする
火薬委員会が、照星さんと三木ヱ門と虎若と協力して、大砲で防戦

うん。予想というか、もはやサービスシーンの願望ですね
そして、だんだん37巻から話がそれているような・・・。。。
アレって、別に忍術学園がどこかの城と戦うわけじゃn・・・
それに、
忍者の三病の戒めで分けたあのグループは、どうなるっていう話ですし。
アレでいくと、左門と三木ヱ門のいる会計委員会が大変そうだ。


・・・と、いろいろ考えてみたんですが、

最終的には、いまここに載ってない人も含め、
学園の生徒は、ほぼ全員出すんじゃないか
ということなんだろうなぁ。



しかし、前々から思ってたんですが、
せっかく長編アニメが出来るなら、
42巻の園田村編をしてくれればいいのになぁ、なぞと。
アニメ版は、尺の都合上で、話が分割されてたりして、物足りなかったですし。

あ、でも、園田村編をやろうと思ったら、
なぜ伊作先輩が、雑渡さんと仲良しなのかを、説明しないといけないわけで・・・
もしかして、そういう意味も含めての37巻映画化なんでしょうか。
これが当たったら、また次の映画の制作の可能性があるということでしょうか。



・・・やっぱり、いろいろ疑問はつきません。
そして、こうしていろいろ考えている時が、いちばん楽しいのかもしれない・・・

ちなみに、
そのうち劇場で流れるらしい予告ムービーのナレーションをされているのは
現在、NHKBSの番宣ナレを担当されてる、諏訪部さんです
好きなアニメのナレーションなんて、ステキすぎ!
・・・なんですが、
どうせなら、アニメ本編に出てほしいなぁ、なんて。

ではでは、
すっかり長くなりましたが、続きは以下にて。





それでは、前回の続き(後編)です↓↓


***************


そして一方。
「さて、こちらは、6年生もおらず、人数も少ない火薬委員会です」
そう、地道に逃亡を続ける火薬委員会の4人である。
「久々知先輩、何も自分の委員会をそんな言い方しなくても…」
1年は組のニ郭伊助が言うと、
「そうか?じゃあ、いつも “なにしてんだかわかんない、そんなことでいいんかい?” と言われている、火薬委員会です」
「いや、だから久々知先輩…」
とはいえ
図星なので、火薬委員はみんな笑うに笑えない。

「いやぁ…しかし、どうしたものかな。今のところ、会計委員会には遭遇しなくてすんでるけど、6年生の先輩同士の潰しあいが一段落つけば、我々火薬委員会が標的にされるのも時間の問題だし…」
「それまでに、何か対策を考えないといけませんね」
2年生の池田三郎次が、不安げな表情で言ったとき。

わぁーっ!

彼方から、複数の悲鳴が聞こえてきた。しかも、声はだんだんこちらに近づいてくるではないか。
「ん?待て。何かがこっちに向かって飛んでくるぞ」
「あれは、
保険委員会じゃないですか!」

ドサッ
どこからともなく飛んできた保険委員会の一同は、火薬委員たちのすぐ近くに着地した。
なぜかすっかりボロボロになった彼らを見下ろして、火薬委員長の5年生久々知兵助は問い掛けた。
「どうしたんですか、伊作先輩。
そんなに泥だらけで
すると、保険委員長の善法寺伊作は、服についた泥をはらいながら言った。
「じ、実は…作法委員会の掘った落とし穴に落ちて。ようやく全員はい上がれたと思ったら、どこからか宝禄火矢が飛んできて…」
「爆発で、ここまで飛ばされて来たんですね」
その悲惨な様に、火薬委員たちは苦笑いした。さらに、保険委員には聞こえぬよう、こっそりと口々に言う。
  「なんというか」
  「やっぱり保険委員会って」
  「どこまでも不運」
全くである。
「ところで、伊作先輩、どうかしたんですか?慌てておられたようですが…」
「あぁ、そうだ!土井先生をみなかったかい」
「土井先生なら、さっきあそこの渡り廊下を通って、教室の方へ行かれましたけど、それが何か?」
「実は…」

「え-っ!土井先生に恨みのあるタソガレドキ忍者が、土井先生を倒しに来たっ?!」
話しを聞くと、兵助が叫んだ。
「そうなんだ。それで僕たちは、このことを、早く土井先生に伝えようと思って」
「それは大変だ。早く土井先生のところへ行きましょう!行くぞ、火薬委員!」
「あっ、はい!」
早速、火薬委員が走り出した。
「僕たちも急ごう」
「はい、伊作先輩!」
火薬委員を追って、保険委員も走り出す。ところが…
駆け出すや否や、伊作の姿が真っすぐに落ちていった。
そう、穴の中に。
さすがは、不運な生徒が集まる保険委員会を、6年間務め上げた人物だ。既に本日3度目である。
「伊作先輩~大丈夫ですか?」
乱太郎が呼びかけると、穴の中から力のない声が返ってきた。
「な、なんとかね…」
その間にも、火薬委員会の姿は遠ざかっていった。

そして。
「土井先生ー!」
渡り廊下で土井先生の姿を見つけ、火薬委員は、土井先生のもとへ走り寄った。
「兵助、どうしたんだ、そんなに慌てて」
「大変です、土井先生に恨みのあるタソガレドキ忍者が、先生を狙って学園に…」
「タソガレドキ忍者が?
ー危ない!」
話しの途中にもかかわらず、土井先生が突然、兵助をはじき飛ばした。
先刻まで兵助がいたところに、先の尖った手裏剣が突き刺さる。
「これは、八方手裏剣!」
土井先生は、慌てて上を仰ぎ見た。するとそこにいたのはー

「よけたか。さすがは土井半助。僕の仇だ」
「お前は…タソガレドキ城の忍び組頭の部下、しょせん尊奈門!」
ちがーうっ!諸泉(も・ろ・い・ず・み)尊奈門だ!
…まぁいい。土井半助、今日こそお前に勝って、積年の恨みをはらしてやる!」
土井先生と尊奈門が向かいあった。緊張した雰囲気が辺りに漂う。
「火薬委員、ここは危険だから、お前たちは早く逃げなさい」
「しかし、土井先生…」
「私なら大丈夫だから」
「随分と余裕だな、土井半助。だが、僕はもう、前回のようにはいかないぞ」
「それはどうかな?」
土井先生は、ふっと笑って、懐から“何か”を取り出した。それを、尊奈門に向かって投げようとした瞬間。
「その手にはのらないぞ!」
土井先生より早く、尊奈門が懐から水袋を取り出し、土井先生の手元に投げ付けた。
“何か”の正体ーチョークの粉は、水を含んで、土井先生の手元で舞い散ってしまった。
「し、しまった。目潰しのチョークの粉がっ」
「そうくると思ったよ、土井半助。何しろ、以前僕が二度もくらった手だからね。
そう…そもそも、僕が土井半助に恨みを持つようになったきっかけもそれだった。

あれは、園田村での一件の時。お前は、忍者であるにも関わらず、忍具を一切使わず、チョークや出席簿だけで僕を倒した。
まさか、よりによってこんな負け方で僕が負けるなんて…!以来、僕は夢の中でも教育器具に襲われ、うなされるようになってしまった。だから、これを断ち切るには、お前を倒すしかないんだっ!」
  「土井先生への恨みって…」
  「そんな、しょーもないことで…」
  「いや、本人にとっては、切実なんだろうけど…」
尊奈門の言い分を聞いて、火薬委員たちは、呆れかえった。
「さぁ、今日こそ真剣勝負だ!」
「あー…残念だけど、くせ者くん。今日は、君の望んでいるような忍具は、持ち合わせていないんだ」
「な、何ぃっ!?」
ごまかすように頭をかく土井先生に、尊奈門は言葉をたたき付けた。
「なんで、忍者のくせに、普段から忍具を携帯していないんだっ!おかしいだろうがっ」
「だって、大概のことは、忍具がなくても、チョークや出席簿で足りるものだから…」
「じゃあ、そこの忍たまから借りればいいじゃないか」
すると、今度は火薬委員たちが、土井先生と同じように頭をかいた。
「いやぁ…僕たち、今サバイバル鬼ごっこの最中で、武器の使用が禁止だから、持ってなくて…」
「そ、そんな…」
涙ですら流しそうな勢いの尊奈門を見て哀れに思ったのか、兵助が助け舟を出してきた。
「あ、あの…だったら私たち、倉庫から武器をとってきましょうか?」
「そうしてくれるか?兵助」
「はい、待っててください…行くぞ、火薬委員っ!」

「「「はいっ!」」」
「気をつけるんだぞー!」
走り去っていく火薬委員を見送り、土井先生はため息をついた。
しかし、まともに一息つく暇もなくー
「…だからといって、その間僕が手を休めるとでも思ったか?」
投げ付けられた手裏剣を避けながら、土井先生は言った。
「まさか」

一方、倉庫へと急ぐ火薬委員たちは…
「土井先生、大丈夫かなぁ」
「土井先生なら、何とかなるだろう。それより、我々も倉庫に急ごう」
と、その時だった。
「久々知先輩。
前方から、何かが突進してきます
そう。何かが、猛烈な勢いでこちらに向かってきたのだ。
「進退は疑うなかれです!」などと叫びながら…。
「あ、あれは・・・」
「3年の会計委員、神崎左門じゃないか」
「またはぐれたのか…」
「先輩、こっちに向かってきます」
左門も、前方に立ち塞がる4人に気付いたらしかった。しかし、だからといって、一向に足を止める気配がないどころか、
「わ-っ!そこの人、避けて!」
などと叫ぶではないか!
「よ、避けてって言われても」
火薬委員たちが困っていると。
「神崎左門は、急にはとまれませ~ん!」
「ぶつかるーっ!」


がっしゃんっ!
ぶつかった。


「いててて…あれ?」
事故を引きおとした張本人の左門は、火薬委員とぶつけた頭を押さえながら、むっくりとおきあがった。
そして、気付いた。
自分の前で延びている、火薬委員たちを。
「あれ?5年い組の久々知兵助先輩、4年は組の斎藤タカ丸さん、2年い組の池田三郎次に1年は組のニ郭伊助。こんなところでひっくり返って何やってるんだ?」
彼は、しばし頭を捻ったが、やがて。
「まぁいっか。何はともあれ、火薬委員会、確保!」
こうして、火薬委員会が鬼ごっこから脱落した。

 

***************

 

ここまでお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

神崎くん、大活躍の第5話後編でした。

 

ようやく出てきました、尊奈門氏。

ちなみに、尊奈門氏の一人称は、本当は「僕」ではなく「私」なのですが、

文章で「私」と書いてしまうと、なぜか、まだ19歳のはずの尊奈門氏が、結構なお年の忍者に見えてしまったので・・・

かわいらしさを出すために、変えてしまいました;(なぬ。

 

そういえば、初期設定(アニメ?)では、土井先生って、手裏剣投げが苦手だったような気が・・・

確か、棒手裏剣はダメなのに、チョークに持ち替えたら命中率100%だったような。

尊奈門氏、実は、勝機はある!?

 

 

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