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もうそろそろ折り返し地点に差し掛かった(はず)
「委員会対抗のサバイバル鬼ごっこ」
第6話「ギャラリーが多すぎるの段」をお送りします。よかったら。
今回は、「激突!会計委員会vs体育委員会」
な感じの内容になっております。
あと、その他の委員会もたくさん出しちゃったりで、いよいよオールキャラな感じ・・・
・・・になってるはず、です
さて、前回書けなかった、ドラマCD三の段の感想(続き)なぞ。
キャストコメントが素敵でした!(え
今まで、忍たまドラマCDのキャストコメントは、一人一言ぐらいで、他の声優さんとの絡みもなかったんですが、
今回は、ちょっとした現場裏話があったりして、とっても賑やか
>乱太郎の高山さん「新キャラが多くて…」
どこからが新キャラの枠なんでしょうか、まずソコが気になります。
そして。
>山田先生役の大塚さん「上級生はみんな嫌いだよ。出てくると、じじいが一発でバレてしまう」
背後で「そんなことないですよ」と笑い声。すると
>「留三郎だぞ」
…素敵過ぎです、鈴木さん。山田先生に、名指しでそう言わしめるとは。
>「リテイクなしで、やっちゃったりするんだよね。りきちさん、りきちさん…としきちさーんっ!」
なんとなく、想像がついてしまいました。(←失礼
上級生は、割と最近出てきた人が多いせいか、
こういうキャストコメントになると、アニメとは立場が逆転しますね。
留三郎は、6年生の中では、わりとまともなほうだと思うのですが、
そして、ほぼ唯一の万年突っ込みキャラだと思うのですが、
6年生キャスト陣の中では、ダントツの天然ボケポジションな気がします(多分、保志さんより?
神奈さんも、置鮎さんも、落ち着いた大人な方のイメージがありますし・・・
一の段のときには、アニメ内では犬猿の仲である文次郎役の成田剣さんが、
「留三郎役の鈴木くんとたくさん戦えて楽しかったです」と、文次郎とは正反対の穏やかぶりを発揮。
話の中では仲の悪い二人が、仲良く会話しているところもゼヒ聴いてみたいなぁ。
こういう、キャラと中の人のギャップに弱いんですよね;
アニメでは突っ込みキャラだけど、本人は天然さんとか。
アニメの中で超ヒール役の人が、フリートークではすごいイイ人みたいな。
(もちろん、文次郎はヒールなどではありませんが)
癒されちゃいます。
・・・以上、鈴木さんas留三郎ガンバレな感じの感想でした
ではでは、続きは以下にて。
それでは、前回の続きです↓↓
***************
【ギャラリーが多すぎるの段】
学園長の突然の思いつきで始まった、委員会対抗のサバイバル鬼ごっこ。
鬼役となった会計委員会から逃げるべく、各委員会は必死になっていた。
中盤に差し掛かり、既に7つのうち3つの委員会が脱落。
残る委員会は保険委員会、体育委員会、用具委員会、火薬委員会の4つだが…
「ここで、新たな情報が入ってきました。
3年の神崎左門先輩の活躍により、火薬委員会が確保されたようです!」
実況を務める学級委員長委員会の今福彦四郎の言葉に、文次郎は思わず舌をまいた。
「神崎の奴め、やるではないか」
「これで、残る委員会はあと3つですね!」
会計委員たちが喜ぶ間も、実況は続く。
「ではここで、解説をご紹介しましょう。
6年い組の立花仙蔵さんと、ろ組の中在家長次さんです!」
庄左ヱ門の紹介を受けて、仙蔵と長次は軽く手を挙げた。
「どうも」
「ボソ」
「お二人は、今までの戦いを、どのようにご覧になりますか?」
すると仙蔵が、腕を組んだまま、真剣な面持ちで言った。
「序盤から、会計委員会は攻めたようだな。中盤を過ぎて、既に委員会の半数が脱落している」
「ボソ」
仙蔵の言葉に、長次も静かに頷く。
「しかし、おそらく山場はこれからだ」
仙蔵は、軽く笑って言った。マイクを向ける庄左ヱ門は、思わず聞き返す。
「これから…?」
「委員長、あそこを」
会計委員の田村三木ヱ門は、彼方に見える溝を指しながら、文次郎に耳打ちした。
「体育委員会です」
「あぁ」
文次郎は、三木ヱ門の指差す先を見て頷いた。
そこには、巨大な塹壕を掘って文次郎たちに近づこうとする体育委員たちの姿があった。
「とうとう来たか。まったく、学園内にこんな大きな塹壕を掘りおって」
「どうしますか、委員長?」
「少し泳がしてみよう。奴らの出方を見てみたいからな…」
一方、まさに今、得意の塹壕で会計委員会との距離を着々と縮める体育委員会は。
「よし、だいぶ近づいたな!」
満足げに言ったのは、体育委員長の6年ろ組七松小平太である。
そんな彼に、体育委員の4年平滝夜叉丸が不安そうに声をかけてきた。
「いいんですかぁ、七松先輩?敵はもう目と鼻の先ですよ」
「あぁ、そうだな」
「そんな悠長なこと言ってぇ!」
「何を言うか滝夜叉丸!これまでの体育委員会での特訓を思い出せ。この成果を今出さずして、いつ披露するというのだ?」
「たっ、確かに…」
得意げな小平太の言葉をきき、滝夜叉丸の頭の中で、体育委員会の“委員会活動”が、次々とよみがえってきた。
「会議と称していけどんマラソン。会議と称して山登り。会議と称して…
あぁ、今までの、なんと過酷な日々!これは、何をやらせてもNo.1の私に対する、試練なのか…?」
「滝夜叉丸先輩…」
「何も泣かなくても…」
同じ“試練”を共にした後輩たちは、苦笑いするしかない。
しかし、滝夜叉丸の嘆きをさらりと無視して、小平太は宣言した。
「よしっ、我々の目的はただひとぉつっ!会計委員長の潮江文次郎を捕まえることだ。
文次郎がいない会計委員会など、崩壊したも同然!こうして、鬼ごっこの終了を待たずして、我々体育委員会の勝利が決まるというわけだ」
すると、今度は1年は組の皆本金吾が質問してきた。
「でも七松先輩。そんな勝手なことしてもいいんでしょうか?
ルールには、鬼を捕まえたら勝ちなんてないですよ」
「細かいことは気にするな、金吾。今こそ、体育委員会の実力を見せる時だ。委員会の花形は体育委員会だということを見せつけてやれっ!」
小平太のむちゃくちゃな発言に、後輩委員たちから「誰に」「この場合は、会計委員会かな…」といったツッコミがとぶ。
しかし、それもさらりと無視すると、小平太は叫んだ。
「いくぞ!体育委員会、全員突撃!」
「「「あぁ待ってください、七松先輩~っ!」」」
「いけいけどんどーんっ!」
体育委員会の突撃に、会計委員会は慌てた。
「ああッ、体育委員会が突進してきましたッ!」
「慌てるな!敵はせいぜい5人。数の上では互角だ。
しかし、小平太の無茶苦茶な統率のせいで、あちらのチームワークはバラバラ。我々会計委員会の敵ではない!」
文次郎が鋭く叫ぶ。
こうして、体育委員会と会計委員会による、壮絶な戦の火ぶたが切って落とされた。
…のだが。
「え~お饌にキャラメルいかがっすか~」
「…え?」
戦のど真ん中を、到底戦いとは馴染まない、のどかな声が通っていった。
真剣勝負をしていたはずの両委員会も、思わず戦いの手を止めてしまった。
――それは、売り物を手にした、きり丸だった。
さらに、彼らが、我に返って、辺りを見回してみると…
「…何だか、急にギャラリーの数が増えてないか?」
「委員長!脱落した委員会どもが、なぜか座敷席に座ってます!」
そうなのだ。いつの間にか、辺りには座敷席が出来上がっており、会計委員会と体育委員会の戦いを観戦する生徒たちでごった返していた。
彼らいわく。
「だって、早々に捕まっちゃってヒマなんだも~ん」
「忍術学園一ギンギンに忍者してる潮江先輩と、獣なみの体力をもつ七松先輩の対決なんて好カード、そう見られるもんじゃないしね」
「ねーっ」
…だとか。
すっかり緊張感のなくなった彼らは、もはやお祭り気分だ。
そして、極めつけは。
「えー、座敷席のチケット、まだありますぜ。お一ついかがっすかー」
この会場のセッティングをしているのが、きり丸を中心とした図書委員会だということだ。
会計委員長の文次郎は、思わず、怒りの声を上げた。
「ぬぬぬ…きり丸ーッ!
勝手に我々の戦いを見世物にするなーッ!
長次っ!お前のところの後輩だろう。なんとかしろ!」
ところが。
「お饌にキャラメル…」
文次郎が呼びかけたところ、長次はきり丸の後ろから現れた。食べ物の売り子として。
当の中在家長次もまた、きり丸の協力者になっていたのだった。
「ちょっ、長次…何もお前まで、一緒に売ることないだろう…」
文次郎は呆れ果ててしまった。そんな彼を見て、傍らから、三木ヱ門が静かに声をかけた。
「委員長…もうあいつらはほっといて、戦いに戻りましょう…」
「おぉ、そうだったな。
では気を取り直して、勝負だ、体育委員会!」
すると、小平太もやる気になったようで
「望むところだ!」
ようやく、本格始動のようだ。
***************
・・・あうっ
いっぺんにアップしようと思ったら、やはり字数オーバーでした
ので、いったんわけます・・・
よかったら、引き続きお付き合いの程を。